足跡に、吹雪を

此処には何も残らない

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

勃然と焦燥

命は、一人に1つのはずだろう? 障子でぼんやりとした光で目を覚まし、たまに干すぐらいの布団と畳の匂いに気づき、深呼吸をする。 そんな朝のひと時は、もう何年も… いや、一度もないかもしれない。 僕の命は、 学校に行かされ、塾に行かされ、大学に行か…

悪魔の行く末

僕は天使を一度も、 見たことも、感じたこともない。 天使の反対側、裏側、はたまた根を通して繋がっているのは、あくまで対義語的な位置として、悪魔であろうと思う。 神はどうやら独裁者、唯一の存在らしい。が、これもまた反対に悪魔がいると言うこともで…

衝撃の行方

こびりついた何かが身体中を駆けずり回るごりごり と静かな雨上がりの夜に信号が青で道を照らすこの先には何もないだろう冷たい空気を吸い込んで魂を少し 押し込んだ静かな雨上がりの夜に雲間から月が道を照らすこの先には何があるだろう淀んだ空気を切り裂…